日本小動物外科専門医のいる動物病院
ジャーマンシェパードやウェルシュコーギーには脊髄が変性して徐々に歩行ができなくなる遺伝的疾患があります。
初期症状は脊椎に痛みを伴わない後肢のふらつきで、数カ月の間に徐々に悪化し、やがて後肢の起立ができなくなります。症状が進行すると前肢のふらつきも現れ、最終的には起立できなくなります。
残念ながら、この疾患には根本的治療法は無く、残された後肢の機能を維持し脊髄障害の進行を遅らせるためにリハビリテーション等を積極的に実施します。