日本小動物外科専門医のいる動物病院
臍ヘルニアは若齢時に見つかるいわゆる「でべそ」のことで、ペキニーズやワイマラナーなどの犬種では遺伝的要因が示唆されています。ヘルニア孔が小さく臍部皮下の膨隆以外に症状がない場合には、自然閉鎖を期待して生後約6か月まで経過観察し、避妊・去勢手術と同時に手術することも可能です。ヘルニア内容の消化管が閉塞したり絞扼されると嘔吐や腹痛などの症状を起こし、腸閉塞や絞扼を起こした場合には緊急手術が必要です。