日本小動物外科専門医のいる動物病院
雑種猫、去勢オス、1歳
2日前、マンションの5階より落下しホームドクターにて気胸の緊急措置を行い安定後、当院に来院しました。
気胸のため、手術前に麻酔下で胸腔チューブを設置し低圧持続吸引を行いながら手術しました。術後も吸引を継続し、呼吸状態の安定した術後3日目に胸腔チューブは抜去しました。
肘頭に対しプレートを用いて固定術を実施しました。
続いて脛骨に対しては、開放骨折により壊死した骨折線部腐骨の切除を行った後、髄内ピンおよびType2創外固定術をTie-in法にて実施しました。
十分な骨癒合を確認し2ヶ月後に脛骨の創外固定具を完全に抜去しました。
現在、順調な骨のリモデリングを確認中です。