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尿管結石に対し尿管切開術を実施したミヌエット Mちゃん

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患者紹介

ミヌエット、7歳、去勢雄、体重3.5kg
排尿困難を主訴に来院されました。

診断

  • 血液検査

高カリウム血症および顕著な高窒素血症が認められました。

  • 腹部超音波検査

右側腎盂がφ18.6mm、左側腎盂がφ10.2mmと著しい拡張が認められました。また左右尿管において結石が複数個認められました。
膀胱に尿貯留はなく、砂粒状の結石が多数認められました。

  • 右側腎盂がφ18.6mmに拡張
  • 左側腎盂がφ10.2mmに拡張
  • 尿管結石
  • 砂粒状の膀胱結石
  • X線検査(排泄性尿路造影検査)

右側の尿管では疎通が確認できましたが、左側では閉塞している所見が認められました。

  • 右側尿管は膀胱まで疎通している
  • 左側尿管は途中で閉塞がみられる
  • CT検査

左側尿管の遠位に結石が2つ認められました。

  • CT画像

尿管閉塞による排尿困難および腎後性腎不全と診断しました。左右の腎盂に設置したカテーテルにより尿をドレナージし、高窒素血症が落ち着いた段階で左側の尿管結石摘出術を実施することとしました。

治療

尿管切開し結石を摘出しました。結石摘出後は尿管から膀胱への疎通が確認できました。

  • 尿管結石の摘出

術後経過

術後2日目には両側腎盂拡張の改善および高窒素血症の改善が認められ、自力での排尿も問題なくできていました。

コメント

尿管結石による尿路閉塞は腎機能の低下を引き起こし、重症化すると生命に関わる場合もあるため、早期の診断と適切な治療が重要です。尿路結石は治療後も再発する可能性があるため、十分な飲水を促すことや療法食を活用することなど、日頃から再発予防に務めることが大切です。
食欲や元気がない、排尿回数や尿量が変化した、血尿が出た、嘔吐する、トイレで何度も排尿姿勢をとるなどの症状がみられた場合は、尿路結石を始めとする泌尿器疾患の可能性があります。特に、尿が全く出ない、または極端に少ない場合は緊急性が高いことがあるため、できるだけ早く受診することをお勧めします。
 

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