日本小動物外科専門医のいる動物病院
チワワ、6ヵ月、雄、体重1.4kg
3ヵ月前より四肢のふらつきがあり、ホームドクターで環椎軸椎不安定症が疑われ、外科治療のために来院されました。
自力で歩くことは可能でしたが、あまり歩きたがらない様子でした。神経学的検査所見として、歩様は四肢不全麻痺および運動失調を示し、姿勢反応は両前肢で低下、両後肢で消失しており、重症度は頸部脊髄障害グレード2(歩行可能な四肢不全麻痺)でした。
単純X線検査およびCT検査で歯突起欠損と環軸関節の亜脱臼が認められました。
陽性ネジピンと骨セメントによる腹側椎体固定術を行いました。
手術後の合併症はなく、術後4日目にはふらつきなく退院しました。
手術から2ヵ月後の様子です。
手術から約1年の様子です。