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肺腺癌の治療をした日本スピッツのAちゃん

  1. 専門分野
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  4. 肺腺癌の治療をした日本スピッツ Aちゃん

患者紹介

日本スピッツ、雌、9歳
眼瞼のマイボーム腺腫(良性腫瘍)切除の際、麻酔前検査として撮影した胸部X線検査で肺の左後葉に4cmの腫瘤性病変が見つかりました。

診断

  • X線およびCT画像
  • 孤立性の腫瘤、胸水やリンパ節転移を疑う所見はなかった

画像検査で肺の左後葉に孤立性腫瘤が認められます。呼吸器症状は認められませんでしたが、原発性肺腫瘍を疑い腫瘤の外科的切除を行いました。

治療

第5肋間アプローチによる左後葉の全肺葉切除術を行いました。

  • 第5肋間アプローチ、腫瘤を確認
  • 摘出した後葉と腫瘤、腫瘤は肺腺癌と診断された

術後は胸腔チューブを用いた胸水の低圧持続吸引と、創傷カテーテルを用いた局所鎮痛を行いました。

術後経過

現在、術後6ヵ月以上経過観察中ですが、再発の症状はありません。

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