日本小動物外科専門医のいる動物病院
日本スピッツ、雌、9歳
眼瞼のマイボーム腺腫(良性腫瘍)切除の際、麻酔前検査として撮影した胸部X線検査で肺の左後葉に4cmの腫瘤性病変が見つかりました。
画像検査で肺の左後葉に孤立性腫瘤が認められます。呼吸器症状は認められませんでしたが、原発性肺腫瘍を疑い腫瘤の外科的切除を行いました。
第5肋間アプローチによる左後葉の全肺葉切除術を行いました。
術後は胸腔チューブを用いた胸水の低圧持続吸引と、創傷カテーテルを用いた局所鎮痛を行いました。
現在、術後6ヵ月以上経過観察中ですが、再発の症状はありません。