日本小動物外科専門医のいる動物病院
柴犬、11歳、避妊雌、体重10.4kg3週間前からの咳を主訴に来院されました。
左肺後葉に腫瘤性病変が認められました。肺門リンパ節の腫大はありませんでした。
左第5肋間アプローチにより肺葉切除を実施しました。
左肺後葉の腫瘤は左肺前葉後部と心膜に癒着しており、前葉前部を含めた左肺全体を切除しました。腫瘤は肺癌と診断され、同時に切除したリンパ節への転移はみられませんでした。
手術から約6ヶ月経過した現在、再発や転移の兆候はなく元気に生活しています。