日本小動物外科専門医のいる動物病院
日本猫、2歳、避妊雌、体重5.2kg
驚いて飛び上がり着地に失敗し左肘関節を脱臼し、非観血的整復を試みるも包帯を外してしまうため、外科治療の相談のため来院しました。
左肘関節の可動域の低下、腫脹および疼痛がありました。
その他、身体検査および神経学的検査、骨・関節に異常はありませんでした。
橈尺骨間の脱臼を整復後、1本のスクリューを設置しました。
続いて、上腕骨・橈尺骨間の脱臼を整復し、上腕骨顆と尺骨近位の2か所に作成した骨孔にナイロン糸を通し縫合しました。術後は患肢の腫脹を防止するためロバートジョーンズ包帯を装着しました。
術後2週間の検診では静止時に患肢を持ちあげる様子はありましたが、跛行なく歩いていました。