日本小動物外科専門医のいる動物病院
ラグドール、7ヵ月、未避妊雌、体重2.6kg
右後肢の跛行があり、寛骨臼骨折と診断され、手術のため来院されました。
右後肢の姿勢反応が低下しており、脊髄反射は正常でした。
体重非負重性の右後肢跛行、右股関節の可動域の低下と疼痛がありました。
大転子を骨切り後に寛骨臼にアプローチし、ストレートプレートで固定しました。骨切りした大転子はピンとテンションバンドワイヤー法により整復固定しました。
術後6日と1ヵ月後の様子です。患肢の負重がみられ、よく歩いています。
今後は1ヵ月間隔でX線検査を実施し、骨の癒合状態やインプラントの整合性を評価します。