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短頭種気道症候群(過長軟口蓋、喉頭小嚢反転)を治療したBちゃん

  1. 専門分野
  2. 呼吸・循環器外科
  3. 短頭種気道症候群
  4. 短頭種気道症候群(過長軟口蓋、喉頭小嚢反転)を治療したフレンチブルドッグ Bちゃん

患者紹介

フレンチブルドッグ、4歳、雄、体重12.5kg
軽度な後肢麻痺を主訴に来院しましたが、病院到着直後に興奮し熱中症、呼吸困難となりました。緊急的に気管挿管や酸素吸入、アイシングなどを行い安定化させました。

診断

挿管時に重度の軟口蓋過長と喉頭小嚢反転が認められました。
気管チューブを外すと再度呼吸困難となり、再挿管や酸素化を繰り返し呼吸が安定するまでには時間を要しました。

  • 麻酔下での口腔内の観察
  • 軟口蓋過長

治療

過去にも熱中症の病歴があったことなどから、短頭種気道症候群(過長軟口蓋切除、喉頭小嚢切除)に対して優先的に外科的な治療を行うこととなりました。

  • 過長軟口蓋切除
  • 喉頭小嚢切除

術後経過

手術後は集中的に呼吸状態を監視しました。大きな合併症などは見られず呼吸様式も安定していたため手術翌日に退院しました。
自宅でもいびきが減り呼吸が楽になりました。
後肢麻痺に関しては症状が軽く改善傾向にあったため現在経過観察中です。

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