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脛骨異形成症に対して脛骨矯正骨切りとハイブリット創外固定法を行ったAちゃん

患者紹介

ミニチュアダックスフンド、1歳7ヶ月齢、去勢雄
1年前より後肢の間欠的な跛行を示していました。

  • 両側の脛骨遠位端の内反が認められる

診断

両側の足根関節の重度の内反、軽度の内旋、触診により疼痛がありました。
左膝関節でグレード1、右膝関節でグレード1-2の膝蓋骨外方脱臼が認められました。

治療

脛骨遠位関節面と直角に引いた線と脛骨骨幹の中心を通る線の交差角度を測定します。骨切りラインは、脛骨遠位関節面と平行となり変形の頂点となる場所を理想とします。

  • X線画像(術前)
  • 本症例では左右とも交差角度は約30°であった

両側の脛骨骨切り術およびIMEX社製のCircular Fixation Systemハイブリット創外固定器具装着しました。

  • X線画像(術後)
  • 脛骨遠位の内反が矯正されている

術後2〜3ヵ月にX線検査にて骨切り部の骨癒合を確認した後、固定器具を外します。

  • X線画像(術後24カ月)

両側の変形の矯正により、術前と比較し脛骨遠位部の変形が矯正されています。 良好な歩行が認められました。

   

ハイブリット創外固定器は、長骨の骨折の際、関節付近の短い骨折片を強固に固定できる点で特に有用です。
矯正骨切り後の固定に応用する場合は、微妙な矯正角度の調節や固定後の再調節が可能であるという点で特に優れています。
術後に歩行状況を確認した後に矯正角度の微調整をすることも可能です。
しかし、一般的な創外固定に比べて、装具が大がかりなことが欠点です。

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