日本小動物外科専門医のいる動物病院
トイ・プードル×マルチーズMix、11か月齢、避妊雌、2.0 kg
4ヶ月前と2ヶ月前からそれぞれ右後肢と左後肢を跛行するとのことで来院されました。
両側ともに大腿骨頭骨頸切除術を実施しました。
両側の罹患、慢性経過による顕著な筋萎縮などにより積極的なリハビリテーションが必要で、1週間に1回通院していただき病院でリハビリテーションを実施しました。手術から1ヶ月経過する頃には跛行症状はほとんどなくなりました。
退院時、術後3ヶ月、術後2年の歩行の様子です。
大腿骨頭骨頸切除術後の改善の程度や期間は個体差があり、手術翌日から元気に走る患者から数ヶ月間のリハビリが必要な患者まで様々です。
Cちゃんは数ヶ月前からの慢性経過で筋萎縮が著しく、また両側を罹患していたことから積極的なリハビリテーションが必要となることが予想されました。
手術から1ヶ月間は1週間に1回の間隔で病院でのリハビリを実施し、徐々に症状が改善しました。
手術から2年経った現在は元気に散歩を楽しんでいるようです。