日本小動物外科専門医のいる動物病院
MIX(シーズー×ヨークシャーテリア)、2歳、避妊雌、体重3.1kg
1ヶ月前より認められる右後肢跛行を主訴に来院しました。
整形外科的検査では、右股関節の疼痛および可動域の低下、右大腿部屈筋群の萎縮、両側の膝蓋骨内方脱臼(右:グレード2、左:グレード1)が認められました。
右後肢跛行の主な原因はレッグ・ペルテス病と考えられました。
レッグ・ペルテス病に対する右大腿骨頭骨頚切除術と同時に、右膝蓋骨内方脱臼に対する脛骨粗面転位術、滑車溝形成術および外側関節包縫縮術を行いました。
退院時には患肢の負重が認められ、手術から1年半経過した現在は症状がほとんどなくなり問題なく歩いています。