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スーパーボールで腸閉塞を起こしたドーベルマンのDちゃん

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当院では、腸内異物を含むさまざまな緊急疾患に対応しています。 緊急時には、お電話にてお問い合わせください。

症例紹介

ドーベルマン、1歳、40 kg、去勢雄

急性発症した頻回嘔吐、嘔吐物のなかにφ2cm大のスーパーボールが2個混ざっていたとの主訴で紹介受診されました。

消化管閉塞を疑い、緊急対応となりました。

CT検査

  • 空腸内に球状の構造物がみられ、ここまでの腸は拡張していた

手術

腸切開術による異物の摘出を実施しました。

大型犬であったため胃拡張捻転の予防を目的に、胃固定術も同時に実施しました。

  • 閉塞部までの腸は拡張しており、閉塞部以降は正常な腸
  • 閉塞部直上~やや遠位で切開し、閉塞物(スーパーボール)を取り出している
  • 腸切開部の縫合
  • 胃固定術

術後経過

手術翌日に退院し、ご自宅で療養しました。

10日後の抜糸時は、元気食欲ともに100%回復しました。

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