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8cm大の肝細胞癌を摘出した17歳のダックスフンド

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  4. 肝細胞癌を摘出した17歳のダックスフンド

症例

17歳、ミニチュア・ダックスンフンド
急に立てなくなったとの主訴で受診されました。

検査

血液検査:貧血(PCV: 21.9%)
X線検査および超音波検査:腹水を伴う肝臓腫瘤
CT検査:肝外側左葉に 8cm大の巨大腫瘤

肝臓腫瘤からの出血と診断し、輸血下での手術となりました。

手術所見

  • 外側左葉から発生した肝臓腫瘤
  • 腫瘤の範囲を確認し、切除部位を決定
  • 腫瘤切除後の様子
  • 摘出された肝臓腫瘤

肝臓腫瘤は病理組織検査で、肝細胞癌と診断されました。

術後経過

  • 退院時に飼い主様と再会した様子

輸血を含む積極的な周術期管理によって順調に回復し、術後1週間で退院しました!

退院後の経過は良好でした。
術後2年経った19歳で亡くなるまで元気に過ごしました。

高齢でも適切に診断・治療すれば、ご家族と元気に過ごす時間を増やせることがあります。
特に肝細胞癌は、外科的摘出後の予後は良好な場合が多いです。

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