電話
03-5988-7888
FAX・時間外救急電話
03-5988-7887
MENU

股異形成(股関節形成不全)(Hip Dysplasia)

股異形成(股関節形成不全)とは

股異形成に対する治療法は犬の年齢、臨床症状の重症度、犬の活動性、飼い主の要望などをふまえ決定します。それぞれの患者で生活スタイルや要求される運動レベルが異なり、痛みに対する耐性も様々です。
ワーキングドッグや将来高い運動性が期待される犬では、症状が軽度でも積極的な治療を求めることがあります。一方、レントゲン検査では重度の骨関節症を示すのに臨床症状を示さず、積極的な治療を必要としない患者もいます。
股異形成の治療はそれぞれの患者に応じて適切な処置が異なるため、レントゲン検査のみで治療法を決定するものではありません。

症状

成長期の犬の場合
成長期の犬に見られる股関節亜脱臼を原因とする症状は、比較的軽度の跛行、運動不耐性を示し、身体検査では股関節の疼痛、関節のゆるみと亜脱臼、捻発音、関節可動域の減少などを示します。ほとんどの症状は二次的な関節包の繊維性増殖により関節のゆるみが再安定化するため臨床症状は一時的に改善しますが、股関節の合致性は既に損なわれているため多くの症例で変形性関節症が進行し、数年後に股異形成の症状を再発します。
成犬および老犬の場合
成犬、老犬に見られる重度の変形性関節疾患を特徴とする症状は、成長期にあった股異形成の症状が慢性的に進行したものです。
多くは両側性で、身体検査では後肢の筋萎縮、股関節の激しい疼痛、関節可動域の減少、捻発音などを示します。

治療

股異形成に対する治療法は犬の年齢、臨床症状の重症度、犬の活動性、飼い主の要望などをふまえ決定します。それぞれの患者で生活スタイルや要求される運動レベルが異なり、痛みに対する耐性も様々です。
ワーキングドッグや将来高い運動性が期待される犬では、症状が軽度でも積極的な治療を求めることがあります。一方、レントゲン検査では重度の骨関節症を示すのに臨床症状を示さず、積極的な治療を必要としない患者もいます。
股異形成の治療はそれぞれの患者に応じて適切な処置が異なるため、レントゲン検査のみで治療法を決定するものではありません。

  • 保存療法

股異形成の原因は遺伝的因子に加えて、患者の急激な成長、体重、活動性などの後天的、環境因子が関与していることが知られています。これらの後天的、環境因子の関与を最小限にすることが全ての股異形成患者に重要です。
股異形成の全ての患者で最初に保存療法として体重制限、運動管理、抗炎症剤の投与を行います。過度の肥満は持続的に全ての肢の関節に負荷を加えるため、体重制限は股異形成を治療する目的だけでなく、他の関節にかかるストレスを軽減するためにも重要な治療法です。関節にストレスを加える激しい運動を避け、適度の筋肉運動を計画します。
ゆっくりとした長距離の歩行や水泳は関節への負担が少ない理想的な運動です。

関連リスト