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顎骨骨折(Fractures of Maxilla & Mandible) 

顎骨骨折とは

犬と猫の顎骨骨折の多くは、交通事故や高所からの落下(high-rise syndrome)や踏みつけ事故、動物同士の喧嘩などの大きな事故に関連して起こります(外傷性骨折)。骨腫瘍や代謝性疾患、重度の歯周病などに関連する病的骨折もあります。

  • 犬の顎骨:左からチワワ、ヨークシャテリア、バーニーズマウンテンドッグ
  • 下顎体の骨折
  • 下顎結合付近の骨折

症状

口や鼻からの出血、不正咬合、閉口困難、痛み、腫れなどが見られます。
 

治療

外固定
一部の患者ではテープマズルを用いた外固定を行うことがありますが、吻側の骨折や粉砕骨折、短頭種・猫には不向きで、外固定の長期的な使用は合併症が高率に生じるため、多くの場合外科治療が必要となります
外科治療
プレートやワイヤー、創外固定器具、アクリル樹脂ボンド(歯間固定)などを用いた様々な術式があり、骨折の部位や形態、患者の年齢、既往歴、健康状態などに応じて治療法を選択します。
術後しばらくは柔らかい食事を与え、口を使ったボール遊びなども控える必要があります。術後に食事を食べられないことが予想される場合には予め胃瘻チューブなどを設置して給餌することもあります。
適切に整復された場合の予後は良好ですが、感染や癒合不全、不正咬合、顎関節強直などの重症合併症には追加治療が必要です。
  • サークラージワイヤーを用いた下顎結合の整復術
  • 創外固定

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