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顎骨骨折の治療例

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  5. 顎骨骨折の治療例

患者1

X線検査

  • 診断

ペキニーズ、6歳、去勢雄
1.5ヶ月前に他院にて交通事故による下顎骨骨折の整復手術を受け、骨折部のプレート固定が緩んだため、当院を受診しました。

  • 治療

パグ、13歳、雄
1mの高さから落下し両側下顎骨を骨折しました。

患者2

チワワ、12歳、避妊雌
階段に顎をぶつけ下顎骨を骨折しました。

  • 診断

骨折部直上の両下顎第一後臼歯と、動揺歯の計4本を抜歯した後、下顎結合部に対して整形外科ワイヤーで整復固定しました。続いて、下顎体骨折に対し右側に5本、左側に6本刺入したピンをアクリル樹脂によって固定をしました。

術後X線検査

  • 手術部位のスクリューの緩み
  • 治療

緩んだプレート固定を除去し、新たに6穴プレートおよびスクリューを使用して骨折部位を再固定しました。続いて下顎結合部の離断に対して整形外科ワイヤーで整復固定しました。

患者3

パグ、13歳、雄
1mの高さから落下し両側下顎骨を骨折しました。

  • 診断

口腔内検査
 重度の歯周病
X線検査
 両側下顎体骨折

  • 治療

術前に歯科処置としてスケーリングおよび抜歯を実施した後、左右の下顎骨に対し、それぞれ8穴プレートおよびスクリューを用いて整復固定しました。

治療4

チワワ、12歳、避妊雌
階段に顎をぶつけ下顎骨を骨折しました。

  • 閉口できず流涎がみられる
  • 診断

・身体検査
 閉口困難
 下顎結合部の不安定性
X線検査
 両側下顎体骨折

  • 治療

骨折部直上の両下顎第一後臼歯と、動揺歯の計4本を抜歯した後、下顎結合部に対して整形外科ワイヤーで整復固定しました。続いて、下顎体骨折に対し右側に5本、左側に6本刺入したピンをアクリル樹脂によって固定をしました。

術後X線検査

  • 術後経過

ピン抜去(術後3ヵ月)

検診(術後5ヵ月)

  • 開口および咬合も問題なく行えるようになりました

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