患者紹介

トイプードル、2歳、避妊雌、体重3.7㎏
抱き上げた際に右肩関節脱臼を受傷し来院しました。

診断

来院時、右前肢は完全に挙上していました。
整形外科的検査では右肩甲上腕関節の内方脱臼が認められました。

• X線検査

治療

上腕横靭帯を切断後、上腕二頭筋腱を上腕骨内方に転位させ、スパイクワッシャーとスクリューにより内方移動固定術を実施しました。術後はVelpeau sling包帯で患肢の不動化を行いました。

• 術後X線検査

術後経過

手術から2週間、包帯で患肢を維持し、その後肩関節の関節可動域運動やストレッチなどのリハビリを開始しました。
2ヵ月後には筋量の低下は見られましたが、跛行や関節可動域制限はなく元気に歩いていました。

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