日本小動物外科専門医のいる動物病院
シーズー、メス、9歳1週間前に右下顎の歯肉に腫瘤性病変が見つかりました。
右下顎関節から第2切歯まで片側下顎切除術を行い、所属リンパ節も切除しました。
腫瘤は棘細胞性エナメル上皮腫と診断され病理学的にも完全切除が確認できました。切除したリンパ節にも転移を疑う所見はありませんでした。
術後は手術以前と変わらぬ生活を送り、再発もなく亡くなるまでの3年間を過ごせました。対側の下顎骨を温存できた場合、容姿や咀嚼機能への影響は軽度で済みます。