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片側下顎切除にて棘細胞腫性エナメル上皮腫を切除したCちゃん

  1. 専門分野
  2. 頭頸部外科
  3. 口腔腫瘍
  4. 片側下顎切除にて棘細胞腫性エナメル上皮腫を切除したシーズー Cちゃん

患者紹介

シーズー、メス、9歳
1週間前に右下顎の歯肉に腫瘤性病変が見つかりました。

  • 術前の外貌、右下顎に腫瘤が認められる

治療

右下顎関節から第2切歯まで片側下顎切除術を行い、所属リンパ節も切除しました。

  • 術中の様子と切除した右下顎
  • 術後の外貌

腫瘤は棘細胞性エナメル上皮腫と診断され病理学的にも完全切除が確認できました。切除したリンパ節にも転移を疑う所見はありませんでした。

術後経過

術後は手術以前と変わらぬ生活を送り、再発もなく亡くなるまでの3年間を過ごせました。対側の下顎骨を温存できた場合、容姿や咀嚼機能への影響は軽度で済みます。

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