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猫の口腔扁平上皮癌 (Feline Oral Squamous Cell Carcinoma)

猫の口腔扁平上皮癌とは

扁平上皮癌は猫の口腔腫瘍で最も多く(70-80%)、非常に悪性度の高い腫瘍として知られています。発症に関わる様々な要因(ノミ取り首輪、ツナ缶フード、喫煙家庭)が示唆されていますが関連性は不明です。猫の扁平上皮癌は強い局所浸潤を示すことから外科的な完全切除が困難とされており、全体的な局所再発率は86%と報告されています。さらに猫の扁平上皮癌は所属リンパ節転移や遠隔転移を起こします。外科治療後の中央生存期間は約1-3ヶ月とされており、1年生存率は約10%です。
治療が難しく予後不良とされる猫の扁平上皮癌ですが、2020年に報告された下顎の広域切除を行った8症例では平均712日の生存が確認されており、積極的な外科治療を行うことで長期的な予後が期待できます(Sarah E B et al.Vet Surg 2020)。また、完全切除が困難な場合でも手術後に放射線療法を併用することで生存期間が延長する可能性もあります。

Withrow and MacEwen's Small Animal Clinical Oncology, 6e
Sarah E B et al. Outcomes of eight cats with oral neoplasia treated with radical mandibulectomy Vet Surg 2020

  • 猫の口腔扁平上皮癌
  • 片側下顎切除後の外貌
  • 術後の食事管理のために胃瘻チューブを設置

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