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尺骨遠位成長板早期閉鎖による橈尺骨形成異常に対し、PMMAによるFree-form多平面2型創外固定法による矯正骨切り固定術を実施したチワワ

  1. 専門分野
  2. 骨関節外科
  3. 前肢の関節疾患
  4. 前腕骨成長板障害
  5. 尺骨遠位成長板早期閉鎖による橈尺骨形成異常に対し、PMMAによるFree-form多平面2型創外固定法による矯正骨切り固定術を実施したチワワ

患者紹介

チワワ、7ヵ月齢、1.9㎏、去勢雄
両前肢の変形を主訴に受診されました。

整形学的検査

歩様異常はありませんでした。
両側前腕の前屈、両手根関節の外反、外旋および伸展時可動域の低下を認めました。

X線検査

左肘関節の不整、両側橈骨の前屈および外反、両側尺骨の短縮を認めました。

手術計画

両側の頭尾側、側方レントゲンからcenter of rotation of angulation (CORA)を求めました。
手根関節のjoint orientation lineと平行になるようにCORAでの橈骨骨切りを計画しました。尺骨の横断骨切りは、橈骨骨切り部位もしくはやや近位を計画しました。

治療

両側の橈尺骨に対し、矯正骨切り術を行いました。
 
尺骨骨切り後に、想定している橈骨骨切りラインの近位と遠位にそれぞれ3本のK-wireを設置し、橈骨を骨切りしました。橈骨の前屈に対して閉鎖楔型骨切り術(Closing Wedge Osteotomy)となるように橈骨頭側から楔形に厚さ2mm程度トリミングしました。さらに外反および外旋を開放楔形骨切り術(Opening Wedge Osteotomy)として矯正後、PMMAによるFree-form多平面2型創外固定法を適用しました(Aikawa T. Vet Surg 2019)。対側肢も同様に実施しました。

  • 尺骨骨切り
  • ピン設置
  • 橈骨の前屈に対し閉鎖楔形骨切り術
  • PMMAによる多平面2型創外固定法
  • 術直後の前肢

術後経過

軽度の跛行を認めましたが、術後5日目に退院しました。
1週間後の再診では跛行はほとんどありませんでした。

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