日本小動物外科専門医のいる動物病院
ポメラニアン、9歳、去勢雄、体重7.6kg
1ヵ月前、外傷性に左側股関節脱臼を発症し、他院にて外固定を試みましたが、再脱臼したため外科治療を希望し来院されました。
左後肢の体重負重性の重度な跛行、右後肢の体重負重性の軽度な跛行がありました。
触診にて左股関節脱臼、両股関節の伸展時疼痛および関節可動域の低下、左大腿部の著しい筋萎縮を認めました。
左大腿骨頭骨頸切除術を実施しました。
リハビリを積極的に行い、術後7日目に退院しました。
ご自宅でも飼い主様にリハビリに取り組んでいただき術後14日目には、軽度の跛行はありましたが、元気いっぱい走っていました。
跛行なく元気に歩いていました。今後は体重管理とリハビリによる大腿部の筋肉量増加で、更なる改善が期待できます。