電話
03-5988-7888
FAX・時間外救急電話
03-5988-7887
MENU

猫高所落下症候群により肘頭骨折をしたMちゃん

  1. 専門分野
  2. 骨関節外科
  3. 骨折
  4. 橈尺骨骨折
  5. 肘頭骨折
  6. 猫高所落下症候群により肘頭骨折をしたMちゃん

患者紹介

Mix猫、10ヵ月、雌、体重4㎏
マンションの9階から落下し肘頭および肩甲骨骨折を受傷し来院されました。(▶猫高所落下症候群

診断

X線検査で右肘頭骨折と右肩甲骨骨折が認められました。

  • X線検査
  • 右肘頭の骨折
  • 右斜位像:肩甲骨体部の骨折
  • CT検査
  • 右肘頭骨折、右肩甲骨の棘下窩骨折
  • 左前肢は正常

治療

肘頭を整復後、Kワイヤーと整形外科ワイヤーを使用したテンションバンド法により固定しました。
肩甲骨骨折は機能障害を起こす可能性は低いと想定し、外科治療は行いませんでした。

  • 術後X線検査

術後経過

患肢への負重はありませんでしたが、間欠的に接地がみられ、術後2日で退院しました。
術後1ヵ月では体重負重性の跛行があるものの、関節可動域制限はありませんでした。
術後2か月は跛行もなく、自宅では元気に走ったりジャンプしたりできていました。

関連リスト