日本小動物外科専門医のいる動物病院
Mix猫、10ヵ月、雌、体重4㎏
マンションの9階から落下し肘頭および肩甲骨骨折を受傷し来院されました。(▶猫高所落下症候群)
X線検査で右肘頭骨折と右肩甲骨骨折が認められました。
肘頭を整復後、Kワイヤーと整形外科ワイヤーを使用したテンションバンド法により固定しました。
肩甲骨骨折は機能障害を起こす可能性は低いと想定し、外科治療は行いませんでした。
患肢への負重はありませんでしたが、間欠的に接地がみられ、術後2日で退院しました。
術後1ヵ月では体重負重性の跛行があるものの、関節可動域制限はありませんでした。
術後2か月は跛行もなく、自宅では元気に走ったりジャンプしたりできていました。