日本小動物外科専門医のいる動物病院
ヒマラヤン、5ヶ月齢、雌、体重1.9 kg
左後肢の歩様異常を主訴に来院されました。
左グレード4、右グレード3の膝蓋骨内方脱臼が認められました。
グレード4で常に脱臼している左後肢は、膝を伸展させられず足が内側に捻れ、負重していませんでした。

左右ともに滑車溝形成術、内側リリース、外側支帯縫縮術、脱臼防止ピンの設置を実施しました。





手術から1週間後の様子です。
左後肢の足の捻れが改善し、両後肢ともにしっかりとした負重が認められます。
Aちゃんは両側ともに重度の膝蓋骨内方脱臼があり、特に左側はグレード4で足の捻れが認められましたが、骨格変形は最小限でした。骨格変形が進行すると侵襲の強い術式や複数回の手術が必要になりますが、Aちゃんは早期治療ができたため脛骨粗面転位術や骨切り術などを行わずに良好に改善し、合併症もありませんでした。