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TPLOを実施したここちゃん

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  5. 脛骨高平部水平化骨切り矯正術(TPLO)
  6. TPLOを実施したMIX犬 ここちゃん

患者紹介

シーズーMix、8歳、避妊雌、体重8.1kg
ドッグランで他の犬に追い回されてから左後肢を跛行するようになり来院しました。

診断

身体検査および神経学的検査では異常はありませんでした。
整形外科的検査で左後肢の重度跛行がみられ、脛骨圧迫試験および脛骨前方引き出し試験がいずれも陽性で、膝関節のクリック音が認められました。
その他の骨・関節における異常所見はありませんでした。

  • 左膝X線検査
  • 膝関節でfat pad signがみられる

治療

左後肢の前十字靭帯断裂に対しLocking compression plateを用いてTPLOを実施しました。
術中の肉眼的評価により前十字靭帯の完全断裂と診断しました。また、損傷がみられた内側半月板の後角を切除しました。

  • 術後X線検査

術後は術部の腫れや痛みの緩和のために圧迫包帯を行い、術後24時間で除去しました。術後6日目の退院時には手術をした肢に体重をかけて歩いていました。

術後経過

術後1ヵ月が経過し、ごく軽度の跛行がみられますが、歩行機能は順調に回復しています。

術後2ヵ月の様子です。跛行もなく元気いっぱいです。

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