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先天性胸椎奇形による脊髄障害を治療したフレンチ・ブルドッグのMちゃん

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患者紹介

フレンチ・ブルドッグ、7ヶ月齢、3.6 kg
生後4ヶ月の飼育開始時より両後肢麻痺があり、専門病院で手術が難しいと言われた経緯がありセカンドオピニオンのために来院されました。

  • 手術前の歩様。両後肢不全麻痺が認められる

診断

  • X線検査・CT検査
  • T4-T8椎骨の奇形および背弯症が認められる
  • 3D-CT画像。
  • 脊髄造影検査
  • T4-5-6-7椎骨レベルの脊柱管狭窄症が認められる

治療

T4-5-6椎間の片側椎弓切除術と脊椎固定術を実施しました。

  • 片側椎弓切除術と陽性ネジピンの挿入
  • 陽性ネジピンを骨セメントで固定
  • 術後X線検査

術後経過

退院時には歩行機能が維持され、術後1ヶ月で麻痺の程度が改善しました。術後2ヶ月ではほぼ正常な歩様となり、元気な姿を見せてくれました。

  • 術後2ヶ月の歩様

コメント

先天性椎骨奇形は手術の難易度が高く、Mちゃんのように他の専門施設での手術が困難と診断された動物が多く来院しますが、適切な診断と治療により改善が期待できますので、諦める前に1度診察を受けられることをお勧めします。

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