日本小動物外科専門医のいる動物病院
チワワ、6歳、雌全身性の痙攣発作と後肢ふらつき、転倒を主訴に当院を来院しました。
左前頭葉に造影剤に染まる腫瘤性病変を確認しました。T2WI画像では硬膜内髄外の所見が得られ、周囲組織との境界も明瞭でした。
開頭術と腫瘍の切除を行いました。
術後も順調に回復し一週間で退院できるほどになりました。
手術後12ヵ月の間は発作もなく姿勢反応も正常に歩行していましたが、その後、発作とふらつきを再発してからは緩和療法を続け、手術より20ヵ月弱で亡くなりました。