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肥満型星細胞腫の猫Bちゃん

  1. 専門分野
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患者紹介

アメリカンショートヘアー、9歳、雄
Bちゃんは元気消失を主訴に病院を転々とするも原因が解らず、その後、旋回運動や頭位回旋を示すようになり当院を来院しました。

  • 右側を向くことが多いBちゃん

診断

神経学的検査から頭蓋内の病変を疑いMRI検査を実施し脳腫瘍と診断しました。

治療

右側側頭部開頭術と腫瘍の切除を実施しました。

  • 切除した腫瘤性病変

病理組織学的診断は肥満型星細胞腫でした。

術後経過

術前は沈鬱して寝たきりの状態が多かったBちゃんでしたが術後2日で全身状態の改善が見られ、抜糸時には症状は完全に消失し神経学的にも正常な状態にまで改善してくれました。

術後経過

 術後に放射線療法なども行いましたが、悪性度が高く非常に成長の早い腫瘍であったことから3ヵ月後に腫瘍の再発により亡くなりました。

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