日本小動物外科専門医のいる動物病院
ミニチュアダックスフンド、7歳、雌、体重3.6kg
3日前より右後肢を痛がって歩くという主訴で来院しました。
腰付近を触ると痛みがあり、X線検査で第6-7腰椎間板髄核の石灰化および背側への突出がありました。
第6-7腰椎椎間板ヘルニアによる脊髄や神経根の圧迫病変を疑い、脊髄造影検査とCT検査を行いました。脊髄造影検査は異常が見つかりませんでしたが、CT検査で石灰化した髄核が突出し、椎間孔において右側神経根を圧迫していました。
第6-7腰椎間の片側椎弓切除術を行い、神経根を圧迫していた髄核を取り除きました。
手術から4日後と3週間後の様子です。
時間の経過とともに右後肢を痛がって歩く様子が改善しています。