日本小動物外科専門医のいる動物病院
サルーキ、7歳、避妊雌、体重18kg
1mの高さから飛び降りて受傷、他院にて実施された骨プレートによる固定が破綻したために、紹介受診しました。
手術中の評価によって解剖学的な整復は不可能と判断し、関節固定用プレートと創外固定法を併用した手根関節全固定術を行いました。
手術から1ヵ月後、階段から飛び降りて創外固定の最近位のピン刺入部において再骨折を起こしました。
骨折部のピンを除去し、骨折部を架橋するように近位に複数のピンを追加し、既存の創外固定具と連結させました。
最初の手術から4ヵ月後、全てのピンを取り除きました。関節固定プレートは問題が生じない限り体内に留置します。
術後7ヵ月を経過した現在、患肢をよく使って生活することができています。