日本小動物外科専門医のいる動物病院
橈骨頭の脱臼を伴う尺骨骨折をモンテジア骨折と呼びます。輪状靭帯や側副靭帯断裂、軟部組織の損傷などにより橈尺関節脱臼を伴う場合には、尺骨骨折の治療に加えて橈尺関節を安定化させる必要があります。橈骨頭脱臼を整復後にプレート、スクリュー、髄内ピン、ワイヤーなどで尺骨骨折を固定し、橈尺関節間のスクリューにより橈尺関節を安定化します。
トイプードル、2歳、雄、体重5.2kg
1mほどの高さから落下してモンテジア骨折を起こしました。
橈骨頭脱臼を整復し、尺骨骨折をプレートとスクリューにより固定、1本のスクリューは橈尺関節間にラグスクリューとして挿入し橈尺関節を固定しました。
手術から6年後、元気いっぱいに走り回っていました。