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両側橈尺骨骨折を治療したイタリアングレイハウンドのMちゃん

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症例

イタリアングレーハウンド、9ヵ月齢、未避妊雌

急に両前肢を痛がって歩けなくなったとの主訴で受診されました。

診断

両側橈尺骨の骨幹遠位単純骨折と診断しました。

治療

Free-form創外固定法により治療しました。

術後経過

術後翌日から歩行可能となりました。

当院での創外固定法

創外固定法の中でも様々な装置がありますが、ほとんどの橈尺骨骨折はアクリル樹脂を固定具として用いた「Free-form」という方法で治療しています。当院に来院する橈尺骨骨折の動物のほとんどは小型犬の遠位骨折であり、この方法は小型犬の遠位橈尺骨骨折に対して非常に有用な側面を持っています。この方法で治療した動物約140頭のデータを算出したところ、癒合不全/癒合遅延などの合併症が生じた症例はなく、全ての症例で骨癒合と良好な患肢の使用が認められています。このデータを詳細に分析して結果をまとめた論文が、獣医外科学の最高権威である米国のジャーナルVeterinary Surgery誌に掲載されました(PMID: 31140637)。この論文は、2018年1月から2019年12月の2年間で最もダウンロードされた論文の1つに認定されました(詳しくはこちら)。

当院ではプレート法と創外固定法のどちらにも対応可能です。骨折の形態や動物の状況、飼い主様のご意向などに応じて最適な治療となるよう努めています。それぞれの治療法の利点と欠点、特徴、管理方法の違いなどがあるため、まずはご連絡ください。

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