日本小動物外科専門医のいる動物病院
ミニチュアダックスフンド、9歳、避妊雌、体重4.8kg
来院前日、急に前後肢ともに立てなくなりました。他院でのMRI検査で頸部椎間板ヘルニアと診断され、外科手術のために来院しました。
頸部痛はありませんでしたが、四肢不全麻痺と運動失調があり、自力で立ち上がることができませんでした。神経学的検査で頸部脊髄障害の神経学的グレード3と評価しました。
第4-5頸椎間に対しベントラルスロット術を、隣接する第2-3、3-4および5-6椎間に対して造窓術を行いました。
手術翌日より歩行可能となり、退院する頃には歩行時のふらつきはほとんどありませんでした。